なぜ嫌われる?パンのミミ
よくコンビニで目にするサンドイッチのほとんどはミミを切り落とした白い部分(クラム)だけのパンをつかっています。
なぜか嫌われ者なんですよね、パンのミミって(異論はあるとおもいます)。

子供の頃に給食で出た食パンの白い部分だけを丸くにぎって食べた覚えのある、もと小学男子としてはあまり偉そうなことは言えないのですが。
でも知っていますか?サンドイッチでパンのミミを切り落とすのって日本だけの文化なんですよ。多くの外国ではミミがついたサンドイッチが一般的。クラブハウスサンドなどはその代表例です。
大人気のミミもあるんです
前にフランス人がテレビではなしていた面白いお話しがあります。
ご承知のとおりフランス人のポピュラーな主食はバゲットをはじめとする小麦をつかった表皮(クラスト)が硬いパンです。パン屋さんで焼き立てを買ってくるのが日常で、持ち帰ったパンをカットして食卓に並べるのですが、ここで驚きの現象が繰り広げられます。
フランスの家庭ではバゲットの両端、いちばん硬いところが取り合いになるんです。大抵はその家の子供がめでたくゲットするらしいんですが、みなさんの家庭ではどうでしょうか?
上から目線で「おフランスではこれが普通よ。ジャポネーゼはおかしいわ!」なんていうのはお門違い。これには食文化と体の構造の違いが関係しているといわれています。
お米に特化したジャポネーゼ
日本は古来から米食文化の民族ですよね。
米は大量の水で炊くのでごはんに含まれる水分量が非常に多いのが特徴です。やわらかくて良質な澱粉質が豊富であるため、唾液の分泌量が少なくても十分に咀嚼できます。また、ごはん文化の日本では野菜や魚中心で食品自体がタフな食感のものが少ないため、噛む力が欧米に比べて弱いともいわれています。(丸顔の私)
それに比べて欧米人は肉食を中心としたパン食文化なので、水分量が少なく、栄養吸収の面でもおおくの唾液を分泌してよく咀嚼する必要があります。このために噛む力も強いといわれています。そういわれてみれば欧米の方の顎の線など、いかにも噛む力が強靭そうな感じがしますよね。
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パンのミミが生まれる原因が、古来、その民族がはぐくんできた食文化に由来するというのはかなり意外かもしれません。パン屋の中のヒトとしてはやわらかいミミの食パンをつくるなど、小さな抵抗をしてはいるもののすべてを解決はできません。
「出るなら出るで無駄にしなきゃいいじゃん」と発想を転換して、どうせだったら元の状態よりみんなが楽しんで笑顔になってもらえるものにしたらいいじゃない?と、日々、Upcycle Beerをつくっている次第です。(締まらない終わり方でごめんなさい)
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