こんにちは。
ブルワーの伊藤です。
最近の娘の口癖は「ママがいい」。心が折れそうです。
さて、昨年末に三河屋×金井酒造店×upcycleでコラボした「Sakekasu Ale」をリリースしましたが
先日、金井酒造店さんのご厚意により酒蔵を見学させてもらいました。
今回はその見学レポートです。
金井酒造店さんは神奈川県秦野市にある明治元年(1868年)に創業した、歴史のある酒蔵です。
秦野スマートICから降りて車で10分ほど走らせると酒蔵があります。
入り口には大きな「名水の里 白笹つづみ」の看板が。

秦野の地下水は、名水百選で全国1位にも選ばれるほどおいしい水だそうです。

蔵の前には杉玉が吊るしてありました。酒蔵に来たぞ!って感じです。
売店もあり沢山の日本酒が販売されており、また試飲もしておりましたが車なので残念ながら飲めませんでした。
そして靴を履き替えまして、さっそく蔵にお邪魔します。
最初に見えたのは蒸米の部屋でした。麹つくりや、もろみをつくるために使う酒米を蒸す工程です。

……!?
ありえないくらい大きな羽釜が地面に埋まっているではありませんか。
ここで蒸しあがった熱々な米を、奥にある放冷機で冷まして次の工程に移るそうです。
余談ですが今年は酒米が不作で値段が2倍ほど値上がりしてしまい、仕込み量を減らしたりと大変そうでした。
次は酒母つくりです。
酒母とは日本酒造りで元となる清酒酵母を増やす工程です。

このような小スケールで増やしておりました。
刺さっているのは温度計ですが、ビールの醸造でもこのようなタイプの温度計を使用してますが、こんなに長いものは初めて見ました。
次は発酵タンクがある部屋です。

写真だと伝わりにくいですが、1本がこれまた大きいのですよ。
別写真でどうぞ。

この部屋は中二階の構造で、1タンク2mは優に超えている感じでした。
このタンクはビールの弊社の発酵タンクと同じジャケット構造になっており、冷水を通すことで発酵熱を下げておりました。
最後は圧搾する部屋です。
こちらは部屋というより冷蔵庫の中といった感じで、低温が保たれています。

シートが何十枚も重なっており、横からプレスすることで澄んだ液を回収する仕組みです。
「ヤブタ式」と言われる手法だそうです。
以上です。
見たことない道具や設備を見るのはやはり面白いですね。
ビールと通ずる点も多くありました。
また測った温度をBluetoothで飛ばして温度を確認管理をするといった、
ハイテクなものも日本酒造りに取り入れられていたりしたのには驚きでした。
日本酒造りの製麹は蒸し暑い部屋で夜通し行う過酷なイメージでしたし、
わが母校ではそう教わってましたし笑
最後になりますが、金井酒造店・杜氏の米山さんにつきましては、この多忙な時期に見学を受け入れてくれましたこと心から感謝申し上げます。
ではまた。