【column】イチゴを使用したRipe Strawberry Aleのちょっとした苦労話

【column】イチゴを使用したRipe Strawberry Aleのちょっとした苦労話

こんにちは、ブルワーの石井です。
9月に入りましたが、まだまだ暑いです。ただこのコラムを書いているときは雨が降っていて、少しだけ涼しくなったな、もうあの暑さはもどらなくていいよ、と祈ったり。
今回は先日発売開始しました「Ripe Strawberry Ale」のちょっとしたおななしです。


イチゴを使用したビールは、昨年の「Strawberry Milkshake」に続く第二弾です。今年も地元・海老名市の武井いちご園さんから、味や香りは立派ながら市場には出回らない選別除外品のイチゴを分けていただきました。


昨年は週に1〜2回クルマで直接引き取りに伺わせていただいていました。またイチゴは仕込みのタイミングが来るまで工場の冷凍庫で凍らせますが、冷凍庫も大きなものではないため保管に苦労しました。
そこで今年は冷凍ストッカーを購入し、武井いちご園さんに置かせてもらうことにしました。収穫後のイチゴを袋に入れて直接ストッカーに保管できるので、効率が大幅に改善しました。ところが、想像以上に収穫量が多く「ストッカーがいっぱいになっちゃいました」と連絡をいただくことがあり、その量に驚かされました。



ただ、冷凍イチゴにも思わぬ落とし穴がありました。袋に入れたまま凍らせると、実同士がガチガチに固まってしまい、取り出すのがとても厄介になるのです。そして去年はピューレ状にしてタンクに投入したのですが、今年は粒のままこし布に入れてタンクに投入しました。これがまた一苦労。収穫したイチゴが多かったため、とにかく重い、ストッカーから取り出しにくい、なかなか解凍しない、こし布に入るまで小さくならない、とやってみて初めて分かることばかり。
それでもストッカーを導入したことで、昨年よりとても多くのイチゴを使用することができました。
そのためイチゴの香りと味わいも一段と豊かになりました。こうして少しずつ改善を重ねながら、今年も「海老名のイチゴビール」が形になりました。手間の詰まった一本を、ぜひ楽しんでいただければと思います。



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イチゴといえば、今年はプライベートでの旅行で道の駅などに寄ったとき、おみやげにいろいろ買って食べました。「とちあいか」「あまりん」「みおしずく」「とちおとめ」「やよいひめ」などなど。この中での№1は「あまりん」!! マツコのTV番組でも扱っていたので名前は知ってはいたのですが、本当にすごく美味しかったです。来年も狙って買うと思います。
それではまた。