【column】これからの時期にピッタリなPilsnerのはなし

【column】これからの時期にピッタリなPilsnerのはなし

こんにちは。ブルワーの石井です。
先日、某大河ドラマに影響されて上野で開催されている浮世絵展に行ってきました。展示内容はすごく良かったけど、人もすごく多かった…。その後に浅草に寄ったのですが、そこで初めて『電気ブラン』を飲みました。見た目はブランデーっぽいけど、飲むとジンのジュニパーベリーやハーブの感じがあって、おもしろいなぁと思いつついただきました。
今回はその電気ブランではなく、準定番として定期的につくっている「Pilsner」についてのお話です。


ピルスナーは大手ビールメーカーの定番商品はほぼこれというビールスタイルです。見た目は透き通った黄金色で泡立ちがよく、飲み口は淡い麦芽の甘みとホップの程よい苦味、ドライな後味のバランスは、これぞまさに”ビール”という飲み物です。
Better life with upcycleのピルスナーも負けず劣らず透き通った黄金色をしています。そこに今回は「Select(セレクト)」と「Hallertau Blanc(ハラタウ・ブラン)」というドイツ原産ホップを使用しました。
「Select」は、伝統的なドイツ系ピルスナーに使われてきたノーブルホップの流れをくむ品種で、穏やかなハーブ感とほのかなスパイス感が特徴です。
そこに重ねたのが、モダンアロマホップ「Hallertau Blanc」。このホップは、白ワイン用ブドウ「ソーヴィニヨン・ブラン」を思わせる華やかさを持ち、白ブドウ、パッションフルーツといったトロピカルでフルーティな香りがふわりと広がります。



この2種のホップをバランスよく組み合わせ、ラガー酵母で発酵させたことで、香りもよくクリアでドリンカブルな味わいに仕上がりました。飲み口はスッと軽く、後味はキレがありながらもほんのりと残るフローラルな余韻。派手すぎず、地味すぎず。食事にも合わせやすく、日常にも特別な時間にも寄り添うビールです。



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「電気ブラン」ですが、気に入ったので一本おみやげに買って帰りました。ずいぶんリーズナブルでした(ちょっとビックリ)。暑い時期なので、氷をたっぷり入れてソーダやトニックなどの炭酸で割るといろいろ楽しめるなと思ってます。
暑い日が続いていますが、みなさんも体調に気を付けてお過ごしください。
それではまた。