upcycle

パン屋さんのもったいないからはじまった、個性豊かなクラフトビール。
その想いに共感し、downcycle ではなく美味しい価値のある
upcycle beerを一緒に造り上げる醸造所をご紹介します。

NUMBER NINE BRWERY

@yokohama

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Bread NZ Pale Ale

interview

  • クラフトビールブリュワリーを設立した理由

    様々なクラフトをテーマにしたレストラン QUAYS Pacific Grillのオープンをきっかけに設立しました。

  • ビールづくりで一番大切にしていることはなんですか?

    とにかく丁寧に造る事を心がけています。
    また、No.9 Breweryは低アルコールが多いので対局する味わいを構築する努力をしています。 例えば、軽いけど味わい深い、苦いけどクリーンな苦みで苦みを感じにくい、などです。 和食の様に優しいけれど何杯でも飲める、飲みたくなるビール造りを心がけています。

  • 原材料の特徴やこだわりについて

    醸造責任者がNZでビール造りを行っていた時に出会ったNZ産のモルト、ホップを使用しています。 特にモルトはNZからNo.9 Brewery専用で輸入してもらっており日本国内では大変貴重なモルトです。

  • 製法や工程のこだわりは?

    ホップのアロマを生かすために醸造工程ではホップを入れるタイミング、温度を通常とは変えています。 また、ホップの香りをより強くする為に発酵中にホップを追加しています。

  • 製品特徴

    アルコール度数4.0%とアルコール度数は低いものの、しっかりとした味わいがあり満足できるペールエールです。 使用しているパンミミスティックは10kgと決して多くないので、パンの様な香りは感じる事はできませんが、味の深みに貢献しており、しっかりとした味わいを構成しています。

  • クラフトマン(醸造家)


    齋藤健吾氏
    神奈川県出身。食物販の店長を経て、神奈川県内のビールと日本酒を造る会社に出荷担当として入社。そこで飲んだインペリアルスタウトに心を奪われ、自分もこんなビールが造りたいと思いブリュワーを志す。舞浜のハーヴェスト・ムーンへ入社し、10年間経験を積み、新たなビール文化を学ぶため、2017年にニュージーランド・オーストラリアに渡り見識を深めた。2019年NUMBER NINE BREWERY醸造責任者となった。

ORIENTAL BREWING

@Knazawa

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Bread Amber Ale
Bread Ale

interview

  • クラフトビールブリュワリーを設立した理由

    創業前の2015年、夫婦で世界一周。各地でビールを楽しみ、おいしく特徴のあるビールは、人生を豊かにしてくれると感じました。そして、自分もそれを一生の仕事にしようと思いブルワリーを創りました。

  • ビールづくりで一番大切にしていることはなんですか?

    ローカルな素材とそのストーリーを活かし、ユニークなビールを作ることを。そのために、いつも地域の再発見を心がけています。

  • 原材料の特徴やこだわりについて

    Bread Amber Ale : 限定ビールを作るにあたり、パンの特徴をより深く引き出すことを考えました。そのため、新しい原材料を追加するのではなく、パンの素材自体を進化させる方法を考えました。

    Bread Ale : 今回は、おいしいパンの耳を大量にいただきました。そのまま食べても、とってもおいしいパンの耳です。この特徴を活かすことがビールのユニークさにつながると考え、そのニュアンスを残しています。

  • 製法や工程のこだわりは?

    Bread Amber Ale : 醸造所に併設された店舗には高温のピザ釜があり、その釜でパンを500度/60秒トーストし、これによりパン香ばしさをより強く引き出しました。香ばしさの強化に合わせて、ホップも増量しました。ピザ釜のある小さな醸造所にしかできないビールを創りました。

    Bread Ale : シンプルに、パンの耳の素材を活かすために、モルト・ホップ・イーストのバランスを考えました。パンの素材を活かす、シンプルなビールを作ることにこだわりました。

  • 製品特徴

    Bread Amber Ale : パン由来のコクとホップの華やかな香りの高度なバランス。そして、強いビールでありながら、キレがあり、何杯でも飲みたくなるビールに仕上がっています。

    Bread Ale : パン由来のすっきりした酸味と香ばしさ、軽い口当たりとふわっと消える後味、キレ。一杯飲むと、もう一杯欲しくなる、ドリンカブルなビール。

  • クラフトマン(醸造家)


    田中 誠 氏
    石川県小松市出身。金沢大学付属高校卒、慶應義塾大学に進学。大学卒業後は9年間経営コンサルタントとして様々なプロジェクトに参画。2015年に結婚・帰省・退職。妻と一年弱の世界一周、世界中で加速するクラフトビールの文化を体感した。「とりあえずビール」といわれる現在の日本とは違い、海外では 「ビール!」と注文すると、「どれ?」と聞かれます。ペールエール、ヴァイツェン、スタウト、IPAなど様々なスタイルや、裏庭の一角から修道院の醸造所 まで、いろんな出会いに心が躍りました。スウェーデンのBakgården/チリのCaiquenにて醸造経験を積み2016年3月、オリエンタルブルーイングを創業。

Jokun Brewing Lab

@Niigata

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Bread Coffee Staut

interview

  • クラフトビールブリュワリーを設立した理由

    創業者の一人である樋口が、アメリカのクラフトビール文化に魅了され、日本に自由なスタイルのクラフトビール文化を浸透させたいと思い醸燻を幼馴染である岩田と創業しました。醸燻という名前は、クラフトビール醸造の「醸」と、岩田が長年趣味としていた食品燻製の「燻」から取りました。おいしいクラフトビールと燻製を提供し、 日本のクラフトビール文化浸透に少しでも貢献できるよう努力いたします。

  • ビールづくりで一番大切にしていることはなんですか?

    科学的な根拠と醸造経験、そしてお客様からのフィードバックを取り入れて日々改善し続けていくことです。アメリカンスタイルを中心としつつも、既存の枠にとらわれないスタイルにも挑戦し続けます。

  • 原材料の特徴やこだわりについて

    アメリカ産やニュージーランド産のホップを使った香り高いIPAにこだわりを持っています。十日町や新潟産の原料も取り入れています。また、コーヒーを使ったスタイルにも多数挑戦しており、ひとつひとつのスタイルにあったコーヒー豆を毎回選定しています。

  • 製法や工程のこだわりは?

    芽の粉砕や糖化方法、ホップやコーヒー豆、フルーツなど香りを最大限に引き出せる投入方法などを日々研究しています。最新の情報を取り入れて、最先端の醸造方法にも果敢に挑戦しています。

  • 製品特徴

    Bread Coffee Stoutの特徴: 飲んだ瞬間に広がるコーヒーの豊潤な香りと、キレの良い味が最大の特徴となります。そして、ほのかにパンの香ばしさも香ります。単体でも、甘いスイーツと合わせても楽しめる仕上がりとなりました。

  • クラフトマン(醸造家)


    岩田 貴之氏
    新潟県十日町市出身。2010年に北里大学保健衛生専門学院にて管理栄養士の資格取得後、発酵食品開発や病院での管理栄養士業務などに従事。 生来のお酒好きから、日本酒の利き酒コンテストへの出場や日本酒試飲イベントなどの主催を行ってきた。 趣味は燻製とお菓子作り、クレー射撃、狩猟、大型バイク。ブリュードッグのPunk IPAに出会い、クラフトビールに興味を持つ。 これまでの経験を活かしクラフトビールと燻製の組み合わせを追求するために、ストレンジブルーイングでの醸造研修を経て、2019年に醸燻酒類研究所を創業。



    樋口 啓太氏
    新潟県十日町市出身。2010年に金沢工業大学を卒業後、東京大学学際情報学府 暦本研究室にて修士・博士課程を修了。 その後、東京大学生産技術研究所にて特任助教と特任講師を歴任。現在はPreferred NetworksにResearcherとして勤務。 ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)とコンピュータビジョン(CV)の研究に従事。 大学院在学中及び大学教員時代に三度のアメリカ留学を経て、アメリカのクラフトビール文化の魅了され、日本に自由なスタイルのビール文化を浸透させたいと思い醸燻酒類研究所を創業。 博士(学際情報学)。